家庭用プリンターを選ぶ際には、インクカートリッジのランニングコストに加えて、プリンター本体の価格も考慮しなければなりません。
この記事では、家庭用プリントとコンビニプリントのランニングコストを比較していきます。
家庭用プリンター本体の価格
家庭用プリンターの価格は、プリンターのタイプや機能によって大きく異なります。
主に「インクジェットプリンター」と「レーザープリンター」の2種類に分かれますが、それぞれの価格帯を見ていきましょう。
インクジェットプリンターの価格
インクジェットプリンターは、家庭用として非常に一般的なタイプです。
安価なモデルでは、価格が3,000円~5,000円程度から購入することができ、これらのプリンターは、基本的な印刷機能が備わっており、白黒やカラー印刷を行うことができます。
一方で、少し高機能なプリンターや、Wi-Fi接続や自動両面印刷、スキャン機能が付いているモデルでは、価格は1万円前後になることもあります。
レーザープリンターの価格
レーザープリンター(トナー式プリンター)は、インクジェットに比べて初期費用が高めですが、ランニングコストが低いため、長期的に見るとお得です。
モノクロレーザープリンターは、エントリーモデルであれば1万円前後で購入可能です。
一方、カラー対応のレーザープリンターは、2万円~3万円程度と高価格帯になります。
レーザープリンターは、大量の白黒印刷を行う場合に向いていて、インクの交換頻度が少なく、印刷速度も速いのが特徴です。

家庭用プリンター vs コンビニプリントのトータルコスト比較
家庭用プリンターのトータルコスト
家庭用プリンターの場合、初期費用とランニングコストを合わせて考える必要があります。
例えば、
- インクジェットプリンター(価格:5,000円)を購入
- インクカートリッジの交換:1年に2回、約2,000円(黒インク、カラー各1本交換)
- 月に200枚印刷(白黒が主、カラー印刷も含む)
この場合、初期投資5,000円と年間インク交換費用が4,000円程度(1,000円×2回)と仮定すると、年間コストは9,000円程度です。つまり、1枚あたりのコストは、約45円~50円程度となります。
コンビニプリントのトータルコスト
一方で、コンビニプリントを利用した場合、月に200枚印刷する場合
- 白黒印刷(1枚20円)で月に4,000円
- カラー印刷(1枚80円)で月に16,000円
年間のコストは、白黒印刷だけで4,000円×12ヶ月=48,000円、カラー印刷も含めると16,000円×12ヶ月=192,000円となります。
よって、家庭用プリンターの方が圧倒的に安価であることがわかります。

まとめ
家庭用プリンターとコンビニプリントを比較した場合、初期費用は家庭用プリンターが安価である一方、コンビニプリントは「プリンター本体の購入費用がかからない」というメリットがあります。
しかし、頻繁に印刷を行う場合、家庭用プリンターのランニングコスト(インクカートリッジの交換費用)が圧倒的にお得であり、長期的に見るとコストパフォーマンスが良いと言えます。
家庭用プリンターを購入する場合は、初期費用だけでなく、インクカートリッジのランニングコストもしっかりと計算し、どれくらいの頻度で印刷を行うかに応じて選ぶことが大事ですね。
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