視力矯正には、主に「眼鏡」と「コンタクトレンズ」があります。
どちらが長期的にコストを抑えられるのでしょうか?
それぞれの特徴と、ランニングコストを比較し、どちらが経済的かを確認していきましょう。
眼鏡のランニングコスト
眼鏡は購入時に一度まとまった費用がかかりますが、その後のランニングコストは比較的かかりません。
具体的にかかる費用としては、以下が挙げられます。
- レンズの交換: 眼鏡のレンズは、視力の変化に応じて定期的に交換する必要があります。大体1~2年に一度、レンズの交換が推奨されます。交換費用は、レンズの種類やコーティングによって異なりますが、1万円程度から高いもので数万円に達することもあります。
- フレームの交換: フレームも使用していると摩耗したり、破損したりすることがあります。フレームの交換は2〜5年程度が目安で、費用は1万円〜数万円と幅広いです。
- メンテナンス: 眼鏡は丁寧に扱えば、長く使用できますが、定期的なメンテナンス(調整やクリーニングなど)を受けることで快適さを保つことができます。これは無料のことが多いですが、時には有料のクリーニングサービスを利用する場合もあります。

眼鏡のランニングコストのまとめ
- レンズ交換: 1年〜2年に1回 1万円程度
- フレーム交換: 2年〜5年に1回 1万円程度
- メンテナンス費用: 基本無料、場合によって有料
年間約10,000円程度は見込む必要がありそうです。
コンタクトレンズのランニングコスト
コンタクトレンズは、眼鏡と比べて使用感や利便性が優れている一方、ランニングコストがかかります。
コンタクトレンズは使用するタイプ(1日使い捨て、1ヶ月使い捨て、ハードなど)によってランニングコストが異なります。
- 1日使い捨てタイプ: 1日ごとに使い捨てるタイプのコンタクトレンズは、非常に便利ですが、コストが高くなります。月に30日使用すると仮定すると、月のランニングコストは2,000円〜3,000円程度になります。
- 1ヶ月使い捨てタイプ: 月ごとに交換するタイプのコンタクトレンズは、比較的安価です。1ヶ月の使用で、ランニングコストは1,000円〜2,500円程度です。長期間使えるため、眼鏡に比べると少し安価です。
- ハードコンタクトレンズ: 長期間使用可能なハードコンタクトレンズのランニングコストは、使い捨てのものより低く、2~3年持つものでは両目で16,000円程度。コストは1カ月500円〜700円程度です。
- メンテナンス用品: コンタクトレンズには、レンズの洗浄液や保存液、ケースなどのメンテナンス用品が必要です。月に1,000円〜2,000円程度の費用がかかります。
コンタクトレンズのランニングコストのまとめ:
- 1日使い捨て: 月2,000円〜3,000円
- 1ヶ月使い捨て: 月1,000円〜2,500円
- ハードコンタクト: 月500円〜700円
- メンテナンス用品: 月1,000円〜2,000円
コンタクトの種類にもよりますが、平均すると、年間約15,000円程度を見込む必要がありそうです。

長期的なコスト比較
眼鏡とコンタクトレンズのランニングコストを比較してみると、眼鏡は初期投資こそ高い場合がありますが、その後のメンテナンスや交換費用はコンタクトレンズよりも安く済む場合が多いです。
一方、コンタクトレンズは毎月定期的に購入し続ける必要があり、長期間使用するとトータルでの費用が増加します。
まとめ
眼鏡とコンタクトレンズのランニングコストは、使用の仕方やタイプによって大きく異なります。
眼鏡は初期費用は高くても長期的には安価な選択肢となり、コンタクトレンズは使用の手軽さはありますが、コストがかさむ傾向にあります。
視力矯正方法を選ぶ際には、コストだけでなく、日常生活での便利さやメンテナンスの手間なども考慮に入れて選ぶことをおすすめします。
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