近年、食洗器は家庭での必需品となりつつありますが、実際に使用することで本当にお得になるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
特に、食洗器を使うことで水道代や電気代がどのくらい変わるのかは、購入前に知っておきたいポイントです。
この記事では、食洗器のコスパについて、手洗いとの比較を中心に解説していきます。
食洗器の初期費用とランニングコスト
食洗器を導入する際にかかる主なコストは以下の2つです。
- 初期費用：食洗器の購入費用。安いもので2万円程度、高級機種だと10万円以上のものもあります。
- 設置費用：新しいキッチンへの取り付けや、配管工事が必要な場合には設置費用がかかります。
これらの費用が発生しますが、使い続けることで毎日の手洗いの手間を省き、時短効果や水道代・電気代の節約に繋がることがあります。
水道代の節約効果
食洗器を使うことで水道代がどう変わるかは、多くの人が気になる点です。
実は、食洗器を使う方が手洗いよりも水道代が安くなるケースが多いのです。
- 手洗い：食器1回の洗浄に約50〜70リットルの水を使うことが一般的です。食器の数や洗う頻度により水の使用量は変わりますが、一般的に多くの水を使うため水道代がかさみがちです。
- 食洗器：食洗器は1回の洗浄で15〜20リットル程度の水を使用します。手洗いに比べて水の使用量がかなり少ないため、水道代の節約が可能です。
たとえば、手洗いで1日3回食器を洗っている家庭が、食洗器を使うようになると、年間で数千円の水道代の節約になることもあります。
電気代の影響
次に、食洗器の電気代について考えてみましょう。食洗器を使うと、電気代がかかりますが、その消費電力は意外と少ないです。
- 食洗器の消費電力：食洗器の1回あたりの消費電力は約0.8〜1.5kWh程度。高効率な食洗器を使えば、電気代は1回約30〜60円程度です。これに対して、手洗いでの温水使用はガスや電気を使うことがあるため、場合によっては食洗器の方がコストが低くなることもあります。
- エコモードを活用：最新の食洗器はエコモードなど省エネ機能が充実しており、低温洗浄で電力消費を抑えることができます。このような機能を活用すれば、さらに電気代の節約が期待できます。
食洗器を使う際の注意点とお得な使い方
食洗器のコスパを最大化するためには、いくつかのポイントに注意することが重要です。
- 食器を効率よく詰める：食洗器は、食器を満杯にしてから使うと効率が良くなります。半分だけ入れて洗うと、無駄に電気や水を使ってしまいます。
- エコモードの活用：多くの食洗器にはエコモードがあるので、これを選択することで電気代を節約できます。
まとめ
食洗器は、初期費用と設置費用を考慮しても、長期的にはかなりお得な家電と言えるでしょう。
特に、手洗いよりも水道代が安く、電気代もエコモードや効率的な使用で抑えられるため、家計に優しい選択肢です。
毎日何十枚もの食器を洗う家庭にとって、食洗器は時短だけでなく、経済的にも大きなメリットをもたらします。
もちろん、家庭の使い方に応じて最適なモデルを選ぶことが大切ですが、全体的にはコストパフォーマンスの高いアイテムです。
食洗器を使うことで、時間とお金の両方を節約してはいかがでしょうか。
コメント